未来への新たな理想郷を求めて

まちに再び清流を取り戻そう 住民みんなの考えを生かした堰づくりへ

現在の大堰

現在の大堰

大堰生きもの調査

大堰生きもの調査

 農業用水はかつて、生活用水や防火用水等の地域の人々の親水空間や憩いの場として、また、子供が身近に自然を感じる場として欠かすことのできないものでした。それは因幡堰も例外ではなく、地域住民のコミュニケーションの場として古くから利用されてきました。

 しかしその一方で、近年の経済性や、効率性を重視する風潮等から「水」や「水路」がないがしろにされ、地域の財産から消えつつあります。このため、子供からお年寄りまでの地域のコミュニティの場・水辺を活かした心地よさと元気回復の場、といった地域用水路としての役割をもう一度地域の生活に取り戻すために、水のある快適な地域環境が望まれています。

 そのためには、親水空間を整備するとともにヤリタナゴや、ザリガニ等の生物が引き続き生息できるように、また、これまでの石積み水路を基本に、生態系に配慮した水路として地域にあった快適で美しい環境をつくることが望まれます。

 その上で、安全性が高く維持管理がし易い水路・見る、遊ぶ、集うことができる場所や、散歩やジョギングが安全にできて、それでいて花と緑が豊富な周辺の環境の整備が必要になってくると考えられます。

 

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